11月10日(日)に岩槻区新方須賀にある浜野工務店で開催された「はまこうマルシェ」に行ってきました♪
地元お米農家のコーヒーや松伏町の新鮮なお野菜、種子島産安納芋の焼き芋など、この日は15店舗が出店。屋外にはテーブルと机が並び、飲食はもちろん休憩もできるスペースが充実していて、多くの人でにぎわっていました!
ワークショップができるお店もあり、子どもから大人まで真剣に取り組む様子が見られました。筆者も、ハンドメイドのお花雑貨を販売するキッチンカー「Flower shop Mohala」さんのブースでシーリングスタンプを作ってみました!
自分で好きな色のロウを選び、溶けるのをじっと待つ。「きれいにできるかな?」「上手にできるかな?」と、ワクワクしながら待つあの時間がとても良かったです。美しいグラデーションのシーリングスタンプが完成し、髪留めのゴムになって手元に来た時にはものすごく愛着が湧きました。これぞ、ワークショップの醍醐味ですね♪
不思議なことに、「みんな知り合い?」と思うほどマルシェの雰囲気がとても温かく、アットホーム感が漂っています。浜野工務店の社長とフランクにお話されているお客様もいたり、「おー!久しぶりー!」という声が聞こえたり。
そもそも、なぜ地元岩槻で150年続く老舗工務店がマルシェを開催しているのでしょうか?
浜野工務店社長の浜野俊行さんにお話を伺いました。
浜野さんは浜野工務店の6代目。17年前に同じ岩槻区内から越してきたものの、受け入れてもらえるか不安に思ったそうです。
そこで、「地域の人に必要とされる会社にしたい」との想いから、地域の人との接点を作るために自社でのイベント開催に至ったといいます。
マルシェは今回で2回目の開催ですが、春には「はまこうフェア」、夏には「はまこう夏祭り」といったイベントを定期的に開催しているそうです。
特に毎年9月に開催される「はまこう夏祭り」は約15年前から今なお続いており、300名以上のお客様でにぎわう一大イベント!昔は上棟式で行った餅投げ、焼きそばや金魚すくいなど、協力業者や地域の人たちと一緒に、全て自分たちで開催しています。「ちょっとした自治会のお祭りみたい」と浜野さんは表現していました。
筆者が一番感じたのは、浜野さんが人をとても大切にしていることです。「僕だけじゃない」「みんなが」「みんなで」「チームとして」「全ては人とのつながり」という発言を終始されていました。
こうした人を大切にする姿勢や、地域の人々とのコミュニケーションが信頼につながり、結果的に工務店の仕事にもつながっているのですね。
「継続。継続することが一番難しい。」
すべてはお客様に喜んでもらうために、スタッフと相談しながらできる範囲で最大限を尽くし、クオリティを上げながら開催する。それこそがお客さんの満足度やリピートにつながる、と継続することを一番の目標に掲げていました。
そして何より、自分たちが楽しむ!
「自分たちに余裕がないと笑顔も消えてしまう。」とおっしゃっていました。実際、浜野工務店のスタッフさんは生き生きとしていました。楽しんでいることが伝わってくるので、お客さんも居心地が良いのでしょうね。
また、建築現場の若い担い手不足やモチベーション低下への危惧も感じているそうです。だからこそ「岩槻まちゼミ」に参加した物作りに興味がある子どもたちへ、直接そういった想いを伝えているのだとか。
「人がいないと物作り自体が始まらないし、いくら物を作ったってそこで人が楽しまなければそれ(家)はただの箱になってしまう」という言葉が印象的でした。
●お客様・お店・地域が良くなる "岩槻まちゼミ"|BLOG|希望を未来へつなぐ道 浦和美園~岩槻ガイド
マルシェ開始直後から「みんな知り合い?」と思うようなアットホーム感が漂っていた理由がわかったような気がしました。
「結局は、人と人とのつながり。」と、人をとても大切にしている浜野さん。単にマルシェを開催しているのではなく、会社みんなで、時に地域全体で、地域の人々とのコミュニケーションの場を作っているのだと感じました。浜野さんの人柄や浜野工務店の雰囲気の良さ、そしてサービスへの感動など「また来たい!」と心が動く、そんな場所でした。
イベントの出店者も多種多様で、地元の人たちを始め、SNS等で浜野さんが直々にスカウトすることもあるそうです。今後どんなお店が出店するのか、こちらも大注目です。
浜野工務店HP:浜野工務店 さいたま市で150年続く実績と信頼の六代目浜野工務店
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