こんにちは。スズキ家の母です。アート好きのお友達に誘われて「さいたまトリエンナーレ2016 プレイベント」として行われた「HomeBace Project SAITAMA2015」を観に行ってきました。アートは全く分からない私でしたが、それなりに心動かされるものが。
「HomeBace Project SAITAMA2015」は、さいたまの日常生活をリサーチし「ホーム(家)」をテーマに、その場所で暮らしながらひと月ほどかけて創作活動を行うというもの。2015年11月、岩槻の「人形の東玉」の社員寮を拠点に、6名の国内外のアーティストが作品を発表しました。
近くを何度も行ったり来たり。
やっと見つけたその場所は、すでに不思議な空気感。私たち、おっかなびっくり入館です(笑)。
建物の中に入ると、6つの個室にそれぞれの作品が。「展示」というより、部屋そのものが作品でした。写真は「エイドリアン・ブリュン」氏の「蒟蒻-創造へのオマージュ」。人形の街岩槻、針供養そして創造性。見学者に、好きな場所に針をさすよう促します。
社員寮の押し入れにあった雛人形の段飾りを利用したという「アナット・リトウィン」氏の作品、「静物」。この空気感、すごかった(・・)。
「潘逸舟」氏の「大きな大きな円卓-君と僕の間の重さ」。日本人と中国人のハーフだというアーティストが、自分自身のアイデンティティに悩んだ経験をもとに制作。個々(自分)の重さは「大きな円卓」にて箸を渡すことでわからなくなる、とのメッセージ。私の心が恐ろしく揺れた作品でした。
この茶碗や箸はすべて岩槻の方々からお借りしたものなのだとか。発表の期間中、その持ち主が訪れ、たまたま居合わせた別の箸や茶碗の持ち主と会話が弾んだというエピソードも聞きました。
私が出かけたのは「さいたまトリエンナーレ2016」のプレイベント。2016年9月24日(土)〜12月11日(日)の79日間(予定)、さいたま市にて、世界に開かれた創造と交流の現場をつくりだすことを目指す国際芸術祭「さいたまトリエンナーレ2016」が開催されるのだそうです。
テーマは「未来の発見!」
まちの成り立ちや知られざる自然、土地の歴史など、生活都市ならではの魅力が見える市内のさまざまな場所を会場とし、アートを鑑賞するだけでなく共につくる、参加する芸術祭なのだとか。私も出かけてみようかな〜。
【この記事に関連するリンク先一覧】
・さいたまトリエンナーレ
https://saitamatriennale.jp/ (さいたまトリエンナーレ実行委員会)