こんにちは。スズキ家の母です。岩槻の街では、「重陽(ちょうよう)の節句」にちなみ、様々なイベントが行われています。おばあちゃんに誘われて、二人で散策に出かけました。
前日の雨も上がり、秋晴れとなりました。
オープニングイベントとして、和菓子製作体験に参加しました。昭和30年創業、国産原料と昔ながらの製法にこだわった和菓子屋さん。藤宮製菓さんは蔵をイメージした造りで、その2階は板張りの床と、天井の梁を生かしたほっとできる空間でした。
2代目、佐藤高広さんが自ら手ほどきしてくれました。職人技の手つきに惚れ惚れしてしまいます。「重陽の節句」は別名「菊の節句」といい、「健康と長寿」を願います。そこで、菊の花に見立てた和菓子に挑戦しました。丸いあんこにハサミを入れて、花びらを一枚一枚作っていきます。
おばあちゃんは、手のひらでうまく回せなくて途中で断念。私はというと、出来上がりが菊ではなくダリアみたいになってしまいました。(奥は見本。手前が私の作品です)
もう一つは、和菓子の飾りのための棒を使って筋を付け、菊の花に見立て、上に白いあんをふんわりと被せて完成です。おばあちゃんも上手にできました。二つともお土産にして帰りました。
和菓子に集中して気が付くと、すっかりお腹がすいていました。少し歩いて「料亭ふな又」さんへ。限定メニューの「重陽御膳」をいただきました。お料理ひとつひとつに菊を感じられます。邪気を祓い寿命が延びる菊花酒。旬の食物として重陽の節句には欠かせない栗の入った炊き込みご飯。食後には菊の花の和菓子の上に綿菓子を被せたデザートが出て「菊の節句」を食で感じることができました。どれもとてもおいしくて、話も弾み楽しくお食事ができました。
駅前のクレセントモールでは木目込ストラップ製作体験が。ハートのストラップがかわいいので挑戦してみました。彫刻刀のような先を使って溝に沿って布を押し込んで行きます。余分な布をカットして仕上げます。きれいに布端が隠れないので最後はスタッフさんにお願いしてしまった。自分で作ったという愛着のストラップができました。玄関に飾ろうかな。
お二人に最初から最後まで親切に教えてもらいました。開催してくださった「人形工房 空」さんでは、オリジナルのお人形さんが作れるきめこみ体験ができるのだとか。もっと作ってみたいな。
「重陽の節句」は、「後の雛」と言ってむし干しを兼ねてお雛様を飾るお祝いでもあるそうです。街のいたるところでお雛様を見ることができました。こちらは鈴木酒造さんの酒造ギャラリーです。つるし飾りが至るとことに飾ってあって華やかでした。
大正館さんで見つけました。たくさん見たお人形さんの中で、ひと目で心を惹かれたお人形です。表情とたたずまいが何とも言えません。誰か大切な人を思っているのかな?と眺めているだけでほんのり気持ちが和みました。
今日は、駅の近くだけしか散策できませんでしたが、期間中は、久伊豆神社で菊花展、カフェいわさ喜さんで重陽・秋の絵手紙展、重陽食文化めぐりが複数のお店で行われているので、行かれなかった所にもまた行きたいな。
【この記事内のリンク先一覧】
・重陽の節句 https://www.urawamisono-iwatsuki.info/play/iwatsuki/play_38.html
・藤宮製菓 https://fujimiyaseika.jimdo.com/
・料亭ふな又 http://www.funamata.com/
・人形工房 空 http://kobo-sora.co.jp/
・鈴木酒造資料館 http://www.suzukishuzou.com/03_sakagura/
・大正館 http://www.city.saitama.jp/004/005/006/001/016/p005876.html (さいたま市)