「浦和美園」と言えば、埼玉スタジアム2〇〇2、サッカーを連想する人も多いはず。まさに、サッカーの試合が行われる日には、浦和美園駅からスタジアムまで、溢れんばかりの賑わいとなる。
一方で、スタジアムの脇や浦和美園地区のあちらこちらには、広々として開放感があり、緑いっぱいの公園があって、日常でスポーツを楽しみ、健康増進を目指すにはぴったりの場所でもある。
今回は、スポーツイベントの様子を伝えるとともに、ランニングやサイクリング好きが集う地域の特徴を紹介しようと思う。
2023年11月19日(日)に、「さいたまマラソン」の関連イベントとして「さいたまマラソンin埼スタ」が開催された。この日はお天気にも恵まれ、絶好のスポーツ日和となった。
「誰もがスポーツを楽しみ、誰もが参加できる、東日本屈指のマラソンの祭典」というコンセプトの大会である。
普段は入れないスタジアムのメインピッチ脇を含む約1.2kmの特設コースを走れるのは、かなり魅力的だ。さらに参加者を対象に、サッカー日本代表選手やJリーガーなどが試合の際に座るベンチでの撮影が出来るコーナーも設けられていた。
前半は小学生以上の家族や友人の2人組で走る「ペアランの部」、後半は小学3年生以上の親子や親族、職場、年齢などのカテゴリで2~12人でチームを組み、4時間の周回数を競う「4時間チームランの部」である。
「ペアラン」では、手をつないでゴールする親子や、友人同士で全力疾走するペアなど、それぞれのペースで走ることを楽しんでいた。
「ママ、がんばれー!」と家族の声援が印象的だった。
「チームラン」では、チームごとに、走る順番や周回数を確認して、作戦どおりのリレーを繰り広げた。このレースには、「ベストドレッサー賞」も設けられているため、仮装をして走るチームもあり、スポーツを楽しんでいる様子がうかがえた。
この日は、スタジアム北側の広場で秩父市・川越市・さいたま市の観光連携ブースの出展イベントも開催された。物産の販売や缶バッジ作成体験コーナーのほか、キッチンカーも多数並んでいて、そちらも賑わっていた。
2024年2月12日(日)は、「さいたまマラソン」が4年ぶりに開催される。この日のために日々トレーニングを重ねた参加者の走りを楽しみにしている。
スタジアムの敷地内には「埼玉スタジアム2〇〇2公園」がある。ここは芝生が広がり子どもが遊ぶ遊具もあるが、外周には約1.8㎞のランニングコースが整備されている。浦和美園駅まで延長すると約5㎞のコースを設定することもできる。
所どころ、緑の木陰に囲まれたコースは気持ちよく走れそうだ!ウォーキングをする人、犬の散歩をする人もあり、自分のペースや体力に合った運動がしやすい。
そして、ここはJリーグで活躍するサッカーチームが練習したりトレーニングしたりしている様子が見られるのも嬉しい。
「大門上池調節池広場」も隣接して、そこではスケートボードを楽しむ若者も。
また、浦和美園駅西口周辺にある「美園台公園」もお薦め。幼児が遊ぶ「遊具ゾーン」、大人向けの健康増進器具が並ぶ「フィットネスゾーン」、その先には「多目的広場」、それを取り囲むようにランニングコースがある。
あずまやが設置された高台は「憩いのゾーン」。公園全体を見渡すことができるので、さまざまな年齢の人が、気軽に安心して遊んだり体を動かしたりできるだろう。
冒頭でも書いたように「浦和美園」と言えば、埼玉スタジアム2〇〇2、サッカーのイメージが強い。しかし、浦和美園駅周辺やスタジアム周辺では、日常的に運動したり、スポーツを楽しんだりする環境が整っていると感じた。
また、今回紹介した「埼玉スタジアム2〇〇2公園」、「大門上池調節池広場」、「美園台公園」には駐車場もあり、近隣に住んでいる人だけではなく、少し離れた場所から来て遊び、運動することができる。
筆者は幼少のころから運動が苦手で、スポーツは観戦するばかりであったが、この場所に立つと「ちょっと走ってみようかな?」という気持ちが湧いてくる。スポーツイベントをきっかけに浦和美園の環境の良さに気がつくことができた。
皆さんにも、開放感のある公園や緑に囲まれた環境で、気持ち良い時間を過ごしてほしい。
きっと、体も心も元気になれるはず!!
・さいたまマラソンin埼スタ
https://saitama-marathon.jp/event/pre-event/
・さいたまマラソン
https://saitama-marathon.jp/about/
・埼玉スタジアム2002公園
https://www.stadium2002.com/