― 御所人形から玉水人形へ ―
岡本玉水(1898~1972)は、代々人形師の家系を継いだ4代目で、御所人形の名手として知られています。宮中の御用を務める一方、昭和3年(1928)には、平田郷陽(後の人間国宝)と共に、人形研究団体・白澤会を創立し、人形の芸術的確立を目指した人形芸術運動をけん引しました。その後も、昭和29年(1954)には第10回日展で北斗賞を受賞し、翌年には日展審査員を務めるなど、実績を重ねました。
玉水は御所人形の伝統技法を継承しつつも、新しい時代感覚を反映した独自の「玉水人形」の完成に向かって邁進し、歌舞伎や浮世絵など、古典を題材とした魅力あふれる人形を生み出しました。しかし、没後はそれらの作品が人々の目に触れる機会は多くありませんでした。今回の特別展は、昭和54年(1979)に遺作展が開催されて以来、約45年ぶりの回顧展となり、岡本玉水の全貌を明らかにする、初めての展覧会です。玉水とは如何なる人形作家であり、人形界にどのような足跡を遺したのか。作品を通してその生涯に迫ります。
イベント詳細は岩槻人形博物館ホームページまたはチラシをご覧ください!
日時 | 2023年10月7日(土)~2023年12月3日(日) 午前9時~午後5時 ※ 入館は閉館時刻の30分前まで 【休館日】月曜日 ※ 10月9日(月・祝)は開館 |
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場所 | さいたま市岩槻人形博物館 |
参加費 | 観覧料:一般/400円(250円)、高校生・大学生・65歳以上/200円(150円)、小学生・中学生/150円(50円) ※( )内は20名以上の団体料金。 ※ 障害者手帳をお持ちの方と、付き添いの方1名は半額になります。 ※ 特別展の観覧券で常設展示室もご覧いただけます。 ◎「着物で岩槻」割引:本展会期中、着物で岩槻人形博物館に来館すると、観覧料無料。 ◎ リピーター割引:本展会期中、本展観覧済の観覧券の提示で、団体料金(1枚につき1人1回に限り有効)。 |
主催 | さいたま市岩槻人形博物館 |
URL | https://ningyo-muse.jp/modules/exhibition/index.ph... |
お問い合わせ | さいたま市岩槻人形博物館 TEL 048-749-0222 FAX 048-749-0225 |