この雑木林は、地主の方のご厚意により県に寄贈され、県指定のトラスト保全地となっていて、その管理は、ボランティア活動をしている方々によってなされています。

正門を入ると緩やかな坂の上にはシラカシ、クヌギ、コナラ、エノキなどの木々があり「武蔵野の里山」を偲ばせてくれます。林内には歩道が設けられ自由に散策ができ、四季を通じていろいろな植物・昆虫・野鳥を観察することができます。

春先のｱｶｼﾃﾞやｹﾔｷの芽吹き、タチツボスミレやコスミレなどをはじめいろいろな可憐な花は、里山に春の訪れを感じさせてくれます。渡り鳥も多く、センダイムシクイやキビタキなどのさえずりは訪れる人の心を和ませてくれるでしょう。

夏から秋にかけては、昆虫たちの宝庫となります。チョウやトンボ、甲虫やバッタ・キリギリスの仲間たちが季節の移り変わりとともに次々と姿を現してくれます。

毎月第1と第3の土曜日午前中に、保全地内の清掃、植栽の管理など里山を維持する作業を行なっています。皆様もボランティア参加しませんか。また、観察会や催し物なども開催しています。