希望(ゆめ)を未来へつなぐ道 浦和美園ー岩槻地域ガイド

Town
まちづくり

岩槻のまちづくり

岩槻を一言で表現すると「歴史と文化のまち」と言えるのではないでしょうか。歴史を遡ると戦国時代には現在の元荒川沿いに「岩付城」が築かれました。また、江戸時代になると日光御成道が整備され、城下町、宿場町として繁栄しました。
今は残念ながら岩槻城そのものはありませんが、「岩槻城址公園」や愛宕神社にある「岩槻城大構」などにその形跡が残っています。さらに、代表的な伝統産業として人形があり、岩槻は「城下町」「人形のまち」として「伝統・文化」を育んできた歴史があります。
岩槻駅周辺は行政施設、医療施設や人形店などコンパクトにまとまっており、地域イベントなども盛んに行われています。
2017(平成29)年3月に岩槻駅舎と自由通路の完成、西口駅前広場の供用開始により、東西の地域が結ばれ利便性が向上しました。また、路線バス乗り場の変更もあり、人の流れも変化し今後のまちづくりの展開に変化をもたらすことになるでしょう。

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新たなまちづくり

駅西口に隣接した地域では岩槻駅西口土地区画整理事業により街区や道路の整備が進み民間開発(店舗、マンション等)も行われ、新たなまち並みが表れてきています。また、東岩槻駅より南方約1kmに位置する南平野(平成23年土地区画整理事業完了)及び岩槻駅より北方約1.5kmに位置する江川土地区画整理事業地内では、公園や生活利便施設が適切に配置され、良好な住環境の形成が図られています。

さいたま市岩槻人形博物館・にぎわい交流館いわつきの開設

駅東口側では、2020年2月の開館に向け「さいたま市岩槻人形博物館」の整備が進められています。
また、人形のまちとしての魅力ある文化を発信し、城下町のにぎわいや交流を生むまちづくりの拠点として「にぎわい交流館いわつき」も同時開館を目指し整備を進めています。

裏小路まちなみづくり

岩槻人形博物館に隣接した地域は城下町の武家地として武家屋敷が建ち並ぶ地域でした。
武家地内は裏小路などの通り名で呼ばれており、今も所々に面影が残されています。
裏小路周辺では、住民等で組織される地元協議会において裏小路らしいまちなみの形成を目指し、「裏小路まちなみづくりの指針」が作成されるなどの活動が続けられています。

新たなイベント・人形の創設

地域活動も盛んでNPOや地域住民などによる新たなイベントとして五節句(1月7日の人日(じんじつ)、3月3日の上巳(じょうし)、5月5日の端午(たんご)、7月7日の七夕(たなばた/しちせき)、9月9日の重陽(ちょうよう))の開催や地域新聞の発行など地域活動が盛んに行われています。
また、城下町の歴史を偲ばせる「城下町岩槻鷹狩り行列」、人形のまちとしての文化育む「まちかど雛めぐり」「流しびな」「人形のまち岩槻まつり」「人形供養祭」など一年を通してたくさんのイベント・祭りが開催されています。
また、岩槻人形協同組合では大学生とのコラボなど新たな取り組みも始まっており、伝統技法を生かし「フクロウのメガネ置き」やリメイクした裃雛「かみしもどーる」が生まれました。