希望(ゆめ)を未来へつなぐ道 浦和美園ー岩槻地域ガイド

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浦和美園~岩槻 暮らしの日記帳

半日で旅行気分!まるで迷路な岩槻のコミチ探検!

2024.10.17

大宮駅から電車でたった10分。今なお城下町を感じる岩槻に行ってきました!

実は、岩槻駅周辺には「ここ入っていいの?」「忍者が出てきそう...」と思わせるようなコミチがたくさんあるのです!
もしかして、城下町であることと関係があるのでしょうか...?
「岩槻探検・はっけん地図」を参考に、コミチを中心に歩いてみましょう。探検スタート!!
(このブログでは、忍者が出てきそうな狭い路地を「コミチ」と表記しています。)

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【特集】「岩槻まちの戦略会議」メンバーが語る!岩槻の未来♪

目次

A:岩槻駅東口~願生寺周辺
B:愛宕神社~岩槻小学校周辺
C:岩槻人形博物館周辺
D:裏小路周辺
E:日光御成道(市宿通り)周辺~岩槻駅東口

A:岩槻駅東口~願生寺周辺

岩槻駅東口に出ると、黄色いポストを発見。
よく見てみると、さいたま市のPRキャラクター「ヌゥ」が「IWATSUKI」と書かれた帽子を被っていますね。さらに、人形でしょうか。他にも岩槻らしい絵が描かれていますよ!

岩槻区役所のある「WATSU(ワッツ)東館」を目指して歩いていると...
カラフル!素敵!ご当地マンホール!?を発見しました。岩槻の歴史的な建造物が美しく描かれています。ここ以外にもあるのかも!?たまには下を向いて歩いてみるのも楽しいですね!

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さあ、「WATSU(ワッツ)東館」を抜けて赤い通り(一番街商店街)に出ました。
和雑貨屋さんや飲食店が並んでいますね。どれも気になりますが、今回はコミチ探検!さっそく左に曲がってみましょう。

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Nook&Park(ヌックパーク)と書かれている入口がありました。1階にある「okami*cafe Oryzae(オカミカフェ オリゼ)」さんに到着!
酵素玄米ごはんを中心とした、自家製発酵調味料を使ったおかずと副菜のランチや、糀スイーツが楽しめるようです。
素敵なお庭を眺めながらいただくお食事は格別!ゆったりと流れる時間に、とても癒されました。

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お腹も心も満たされたところで探検再開です!
お店の目の前の道がもうコミチ。お店を背にして、左に進んでみます。コミチだらけでまるで私有地...?と思いきや、人が歩いてきます。
東に歩き続けると、願生寺が見えてきました。お寺を右に、抜けられそうなコミチを発見。ドキドキ...。

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20241011_5.jpgおや?曲がり角にお地蔵様が!!!
「童」の文字が書いてありますね。子どもに関係があるお地蔵様なのでしょうか?

道なり、盆栽に目を引かれていると、男性が表に案内してくれました。なんとびっくり!そこは、「さいたま市伝統産業事業所」として認定されている小瀬木工さんでした!木の良い香りがします。
一刀彫で餅つきの臼や杵(きね)を全て手作業で作り上げている県内唯一の事業所で、「埼玉県立歴史と民族の博物館」にも展示品を提供したことがあるそうです。

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一枚板の屋久杉のテーブルは圧巻です。生ハムとチーズを乗せたくなる、素敵なまな板もありました。
そうそう。岩槻探検の際は気軽に声をかけてくれて良いよ、とおっしゃってくださいました。

B:愛宕神社~岩槻小学校周辺

さあ、小瀬木工さんを出てすぐの横断歩道を渡ります!
左手に鈴木人形さんが見えてきました。すごい、まちの中に普通に人形屋さんがあるのですね。さすが「人形のまち」ですね。

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20241011_8.jpg愛宕神社に到着です。
ザ・コミチがあるのですが...!行っていいの...?抜けられるの...?
えーい!勇気を出して、行ってみましょう!

栗を拾っている男性に出会いました。
暑い中、ほうきを使わずに手で拾っていました。ほうきで集めようとすると葉っぱや小石なども混ざってしまうため、かえって手間がかかってしまうとのこと。
そんな話を聞きながら、「なんか、良いなあ。」と思いました。

20241011_9.jpg大宮と群馬育ちの筆者。岩槻は都会に近いのに、不思議と田舎の安心感があります。
このコミチは抜けられるよ、と男性が教えてくれました。ありがとうございます!

って、あれ?二手に分かれております!
「どっち行く?」と二手に分かれてみるのも面白そうですね~。私たちは、右(道なり)に進むことにしました。
なんだ?木のオブジェらしきものがお出迎えしてくれました。
おっ!トカゲ!ヤモリ!?
田舎で過ごした小学生の夏を思い出し、テンションがあがってしまいました!

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20241011_11.jpgそんなこんなでコミチを抜けると、レトロ感のあるガードに遭遇。
これ、車通れるの?と思わせるガードの低さ。面白いですね!

ガードをくぐらず線路沿いに進むと、岩槻小学校に到着。ここもかなり狭いですね。
おーっと、コミチの交差点です!右に曲がって、黄色いコミチを歩いてみましょう。
両脇に住宅が並んでいます。車はどこから入り、どのように駐車しているのでしょうか? map1.jpg

C:岩槻人形博物館周辺

20241011_13.jpgあれ!?ここはわかりますよ!なんと、岩槻人形博物館の前の道に出ました!

岩槻駅を出てコミチをぐるぐる歩いていたら、日光御成道(久保宿通り)に出たのです!
大きな道には、ラッピングされたトランスボックスや岩槻郷土かるたがありました。それはそれで楽しいですが、「ここ入れるのかな?」とコミチ探検をしながら岩槻人形博物館に行くのもオススメです!知っている道に出たときは、感動です。

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20241011_15.jpgさあ、日光御成道を進み、渋江の交差点を過ぎたあたり。
「武州鉄道の小径」と書かれた看板が!線路はもうありませんが、ここに鉄道が走っていたとは、ロマンですね。

ふう、ちょっと疲れたので、さいたま市岩槻人形博物館の敷地内にある「にぎわい交流館いわつき」でひとやすみ。置いてあるパンフレットや地図を眺めながら、水分補給。テーブルと椅子があるので、ひとやすみにはぴったりです!
さらに、にぎわい交流館にいるガイドさんは地元の方々。地図に載っていないコミチをたくさん教えてくれました!質問したら、いろいろ教えてくれますよ♪

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「にぎわい交流館いわつき」には楽しみ方がたくさん♪
さいたま市岩槻人形博物館に行ってきました♪

よーし!ガイドさんが教えてくれたコミチを目指します。日光御成道を西(駅方面)に進むと左手に薬局が。ここを入ります。...えっ?ここ!?(笑)

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これは地元のひとしか入れないでしょう!
これは、「みち」なの?と疑ってしまいますよね。ただ、先ほどのガイドさんをはじめ、栗拾いの男性など地元の方々は「みち」と言うのです!(笑)面白い!
なんて思っていると、前から自転車に乗った青年が来るではないですか。自転車通れるのでしょうか?(笑)
いやー、地元の方々が「みち」というだけあって、ここは生活に欠かせない、れっきとした道なのでしょうね~。

D:裏小路周辺

20241011_18.jpgお?コミチを抜けると、「裏小路(うらこうじ)」に突き当たりました。道に名前がついている...?

実は、岩槻城があった時代は身分によって住むエリアが分かれていました。岩槻城の入り口である大手門外の一帯を中心に武家地(武家屋敷エリア)、街道沿いに町屋(商工業エリア)という具合です。
今まで歩いてきた小道は全て町屋。細長い区画にさまざまな業種の商家が通りに面して店を構えていたそうです。
一方、裏小路は武家地。生垣や板塀で囲まれた大きな武家屋敷が並んでいました。現在はその面影はほとんど見られませんが、ずっとコミチを歩いてきた私たち、あることに気がつきます。

20241011_19.jpg「広い!とても歩きやすい!」
武家地の道には「○○小路(こうじ)」と名がついていますが、名前のわりには道幅が広いです!町屋のコミチの3倍ほどの広さでしょうか?

裏小路公園のあたりには、「けずりひ 靖月少納言(せいげつしょうなごん)」さんが!同じく岩槻区内、人形職人が営むかき氷屋「けずりひ 磊楽少納言.G」さんの姉妹店です。

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多様な働き方~地元岩槻で人形作家×かき氷屋!?

駅方面に進むと、「Books & Cafe mao-mao」と書かれた看板を発見。どうやら、水野書店さんの店内にカフェスペースがあるようです!面白いですね。

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お~。時代を感じるお屋敷がありました。
ちょうどこのお屋敷のあたり、道幅がキュッと狭くなっていました。昔はここに、武家地と町屋を隔てる門があったようです。

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お屋敷を背に駅方面に曲がると、アロマとハーブのお店「香風(こうふう)」さんに出会いました!元々クリーニング店だったお店を娘さんが改装したそうです。扉を開けると、お~いい香り~!オーガニックジンジャーエールをいただきました♪

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E:日光御成道(市宿通り)周辺~岩槻駅東口

さて、出発して4時間くらいでしょうか。
そろそろ駅に戻ろうかと思ったら、面白いものを発見しました!

じゃーん、屋根の上に「鍾馗(しょうき)様」!

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日光御成道(市宿通り)を中心に、民家や商店の屋根にいらっしゃるとのこと。鍾馗とは邪気や悪魔を追い払うといわれる中国の神様。疫病や災害を追い払うよう怖い顔をしているのが一般的ですが、旬の食材を使った一汁五菜膳が楽しめる「くりや朔日(ついたち)」さんの鍾馗様は優しいお顔!さらに手には飲食店ならではのものが...!?京都の職人さんにわざわざオーダーして作ってもらったというこだわりの鍾馗様です。

20241011_25.jpgということで、無事に駅に戻ってきました~!
階段美しいですね~。あー、楽しかった!

最後に...

ちょっとした旅行をした気分だったのですが、地図を見てびっくり。
駅前の狭い範囲をしてぐるぐるしていただけでした!(笑)

逆に、こんなに狭い範囲を半日中楽しめる岩槻の新たな魅力に気がつきました。

たかがコミチ、されどコミチ。
コミチを通じて、岩槻の歴史や文化、人々の生活などを感じました。城下町ならではの風景なのかもしれませんね。
岩槻には、そういう日々の暮らしや伝統、文化を守っている人たちがたくさんいます。
ちょこっとお散歩したい時、プチ旅行をしたい時、ぜひ岩槻探検をしてみてはいかがでしょうか?人も風景も魅力的ですよ~!

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〈2020〉岩槻町の戦略会議
岩槻探検・はっけん地図 (株)アーバンイラスト制作室

「岩槻駅東口お店探検まち歩きツアー」に親子で参加しました!
人形のまち岩槻 観光ツアーに参加しました♪

関連情報

okami*cafe Oryzae
小瀬木工
岩槻人形博物館
けずりひ 靖月少納言
Books & Cafe mao-mao
香風
くりや朔日

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