「希望(ゆめ)を未来へつなぐ道 浦和美園~岩槻ガイド」は、浦和美園エリア・中間エリア・岩槻エリアのさまざまな情報をお届けするサイトです。ブログは、暮らしの日記帳として、「こんなにステキな場所があるよ」「こういう想いの人がいるよ」「遊びに行ってみて!住んでみて!」など、地域の魅力を発信しています。
第1号の記事は、2013年6月に掲載されました。
あれから10年経ち、浦和美園地域の風景や人々の暮らしは、どのように変化してきたか、振り返ってみようと思います。
●まちの基盤
2001年に埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線の開通とともに「浦和美園駅」が出来ました。同じ年の秋、「埼玉スタジアム2○○2」が完成しました。
そこから、自然が豊かで都心に通いやすい環境を生かしたまちづくりが始まりました。
浦和美園駅付近の道路の整備も進められ、2014年に、線路の東側と西側をつなぐ「美園3号線」も開通しました。
●スマートエネルギー特区
交通インフラだけではなく、「さいたま市美園スマートシティー事業」により、脱炭素循環型のまちづくりも始まりました。
最先端の設備で、無理なくエコで快適な暮らしを送りながら、休日は、周辺の豊かな緑に触れることができます。
浦和美園駅西側の下野田緑地には、環境負荷の低減やエネルギーセキュリティが確保され、住みやすく、住民同士のコミュニティ醸成にも寄与する「スマートホーム・コミュニティ」の普及に向け、先導的モデル街区のまちづくりが進められました。
また、屋上緑化や雨水利用設備や新エネルギーの活用で省エネ・省資源化設備を持っている小学校も新設されました。
●地域コミュニティ
地域の方々が集まることで、コミュニティも生まれました。「肩肘張らずに美園のまちを語り合う場」として「まちづくり茶話会」が開催されました。誰でも参加できて、現在の取り組みを知ったり、ざっくばらんに語り合ったりして、情報交換を行なう場所です。
自分たちでルールを決めて、暮らしやすいまちを作っていく活動が始まったのです!
●子育て
子育てに関しては、環境だけでなく、「子育てシェア」アプリを使用するなど、社会で(地域で)頼りあって子育てをするシステムも整ってきました。
●イベント
その頃の浦和美園駅周辺は、サッカーの試合がある日だけ、混雑する風景が見られました。サッカーの試合が無い時でも、大人も子どもも安心して楽しめる活気あるまちであることを目指しました。
そして、地域のコミュニケーションを促進するため、「浦和美園まつり」や地域密着型マルシェ「みそのいち」が開催されました。
・「みそのいち」に行ってきました♪
・「浦和美園まつり&花火大会」に行きました!
●まちの基盤
浦和美園地域の都市計画が進み、道路が整備されるとマンションや住宅、商業施設がどんどん増えました。
冒頭でお伝えした「美園3号線」は、すっかり地域の主要道路となり、周りに建物が増えて景色も変わりました。歩道は広く、自転車での走行も安全です!
2021年、埼玉スタジアム2○○2公園に隣接して「大門上池調節池広場」を整備しました。ここは、綾瀬川の氾濫防止等の治水対策や開発に伴う雨水流出抑制のために調整池としての役割が最優先ですが、「埼玉スタジアム2○○2公園と連携し、外から人を呼び込む賑わい・交流の場」、「地域住民が様々なスポーツや健康づくりができる場」の創出を目的として活用されています。
●スマートホーム・コミュニティ
「埼スタ」が向こうに見える下野田緑地には、落ち着いた街並みが出来上がりました。
ゆるやかなカーブを描いて作られた遊歩道では、樹木についてのクイズが書かれたパネルを読みながら植物を観察できる「グリーンアドベンチャー」が広がっています。
●子育て
公園がたくさんあるのも浦和美園の特徴です。子どもが遊ぶ遊具の場所、少し大きくなった学生が遊べる鉄棒やバスケットゴールがある場所、大人の健康づくりに役立つトレーニング施設がある場所、年齢や目的によってエリアが分かれています。
浦和美園駅からバスで5分くらいの場所にある浦和大学には、家族支援を目的とした親子のひろば「ぽっけ」や保護者向けの「ぽっけ講座」などがあります。
・浦和美園地域にある浦和大学"親子のひろば「ぽっけ」"ってどんなところ?
●イベント
1.美園マ・マルシェ
駅周辺では曜日ごとにキッチンカーが出店しています。
イベントの開催も盛んになりました。10年前から続いているお祭りや地域密着型マルシェはもちろん、「浦和美園の地域をもっと楽しくしたい」とハンドメイド雑貨の販売やワークショップのイベントなども開催されています。子育てをしているママ同士のコミュニケーションの場にもなっているようです。
2.浦和美園まつり&花火大会
「浦和美園まつり&花火大会」は、2023年10月29日に、第9回目が開催されました。縁日やステージショー、ワークショップのほか、車両基地見学も行われました。3番線ホームでは子ども向けの縁日や鉄道模型の展示があったり、プロレス団体によるエキシビジョンマッチがあったりと、駅構内でも楽しめるお祭りでした。ステージショーでは、浦和美園地域の学生による吹奏楽の演奏や、年配の方も楽しめる歌謡ショーで人だかりができていました。最後は、音楽と共に打ち上がる花火大会!大人から子どもまでたくさんの人々で賑わっていました。
写真提供(上記4点):埼玉高速鉄道
3.さいたまマラソンin埼スタ
スポーツイベントも開催されました。2023年11月29日「さいたまマラソンin埼スタ」には、さいたま市内からたくさんの参加者が集まりました。
駅構内やスタジアム内のように普段は入れない場所で体験ができるイベントがあることで、ワクワク感も増します♪
4.みそのいち
2023年12月23日は「みそのいち」に行ってきました。今回は、美園コミュニティセンターの広場での開催です。第1回から出店している「笠原園芸」や「保巳農園」のほか、地元の和菓子屋「えとわぁる」も人気店となっていました。国際交流を目的としてロシアの雑貨やスイーツの販売や三重県や和歌山県から届いた、柑橘の販売など、毎回どんなお店が出店するのか楽しみです。
アーバンデザインセンターみその(UDCMi)で10年前に始まった「まちづくり茶話会」は、現在は「水曜日の雑談カイギ」という情報交流会で、まちの話題について話し合われています。地域密着型マルシェ「みそのいち」のほかにも、飲食や物品の販売や各種地域活動等を行うための場所として「美園マチなかロビー」も定期的に開催されています。
この10年で、住居・飲食店・商業施設・保育園や小中学校・病院など、生活の基盤が充実してきました。
また、住民や企業、行政、専門家などが連携して様々な活動やイベントを繰り広げてきました。
これからも未来の浦和美園を想像してまちづくりを進めていくことでしょう。
都心25km圏に位置して、電車1本で東京・横浜までつながっている利便性もあります。すぐ近くには見沼たんぼの自然が広がっている地域で、子どもがのびのびと成長するには申し分ない環境です。
安心・安全で快適な暮らしができるまちとして、長く住み続けたいと思える地域であることを期待しています。
・スマートホーム・コミュニティの普及(さいたま市サイト)
・大門上池調節池広場(さいたま市サイト)
・アーバンデザインセンターみその(UDCMi)
・浦和美園ドットネット